コンセプトとテクニック

ボバースコンセプトと言いますが、コンセプトとは何でしょう?

この記事では、コンセプトとテクニックの違いについて説明しています。

ボバースコンセプトについて詳しく知りたい方は下の記事も併せてご覧ください。

コンセプトとは?

辞書で調べるとコンセプトは
1 概念
2 企画・広告などで、全体を貫く基本的な観点・考え方。
とでてきます。

わかる様でいまいちわからないので、私が良く例える話で説明してみます。

誰もがご存知のユニクロと、シャネルはどちらもアパレルブランドですが、コンセプトが違います。ユニクロは着心地の良い機能的な比較的安価な服を提供するブランドです。一方シャネルは、高価で独創的なデザインの服を取り扱います。両ブランドはコンセプトが違うわけですが、提供している”もの”は同じです。

一方テクニックはどうでしょうか?

テクニックとは?

テクニック(技術)は共通したものを使ったり、独創的なものを開発したりします。職人技などというときには優れたテクニックを意味するかと思います。

ではボバースコンセプトとはなんでしょうか?

IBITA(International Bobath Instructors Training Association)の定義では、「The Bobath concept is the most widely used neuro-rehabilitation approach worldwide, and considers the impact of the neurological condition on the whole person within their individual context. The clinical application of the Bobath concept focuses on movement analysis with respect to selective movement, postural control and the role of sensory information to develop a movement diagnosis guiding treatment and evaluation.(Bobathの概念は、世界で最も広く使用されている神経リハビリテーションアプローチであり、個々のコンテキスト内の人全体に対する神経学的状態の影響を考慮しています。 ボバースの概念の臨床応用は、選択的運動、姿勢制御、および感覚情報の役割に関する運動分析に焦点を当てて、治療と評価を導く運動診断を開発します。)」となっています。

The Bobaths(ボバース負債物語の原著)

ボバースコンセプト(概念)は中枢神経に障害を持つ方を神経生理学的な側面から考察し、今日の脳神経科学の発展に基づいた神経の可塑性や新しい知見を取り込みつつ発展しています。

ですので、ボバースセラピストは様々なテクニックを用いてリハビリに取り組み、知識だけでなく、テクニックの研鑽に取り組み続けています。

なお、Rehabilitation Plusのユニフォームはシャネルではなく、ユニクロです。