Stop Standing(ストップスタンディング)の解説
Stop Standingとは
"Stop Standing"という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
直訳すると”立っているのをやめる”ということです。
つまり歩き出す、座るという動作につながります。
”歩く”、”座る”と表現してもよさそうですが、神経の命令は違うようです。
神経システムを考えた表現
運動制御のプロセスを考えると、歩き出す、座るなど多くの運動プログラムがメモリされており、常に基底核でブレーキをかけている状況です。
その状況で、歩き出す、座るためにはブレーキを外す必要があります。
また、基底核は皮質から運動のプログラムが発動されるときに、脳幹へ姿勢制御の運動指令を出力しています。網様体脊髄路などがこれに該当します。
ということは、この脳幹を経て出力される経路のことを考えずに、座る、歩きだす運動プログラムを発動すると(実際にそんなことはできないと思いますが)、姿勢制御なく、歩き出す、座ることになります。
姿勢制御と運動制御を考える
違った側面からも見てみましょう。
Core-control、足部でのバランス戦略、HAT(Head、Arm、Trunk)の安定性、上肢の自由度の拡大など様々な要因に影響しているとも言えます。
続きは、動画をご覧ください。
なお、音が小さいので、イヤフォン等で聞いてください。
講義を飛ばして、実技だけを見たい方は54分00秒あたりからご覧ください。