パーキンソン病のリハビリ
パーキンソン病のリハビリについてまとめました。
症状別リハビリや症候学的な解釈などを加えて解説しています。
この記事を読むことでパーキンソン病を包括的にとらえたリハビリが考えられるようになります。
パーキンソン病の症状
症状は振戦・固縮・無動・姿勢反射障害を主症状とする変性疾患で、中脳黒質の変性が原因とされています。
発病には黒質のドーパミン細胞が正常比80%程度減少した際に症状が出現するといわれています。
そのため近年では上記の症状が出現し診断が下る発病よりも前の症状にも注目が置かれています。
事実、運動症状として振戦や歩行障害などが出現する前に便秘、睡眠障害などの自律神経症状が出ている方が多いようです。
「不随意運動とリハビリ」については下記の記事がおすすめです。
パーキンソン病の振戦は安静時振戦と言われ、3~5Hz程度の振幅を示します。その他の振戦も含め「振戦とリハビリ」についての詳細は以下をお読みください。
姿勢反射障害についてはこんにち症状に含むか否かの論議がされていますが、ここでは事例をもとに下記の記事をまとめていますので是非ご覧ください。「パーキンソン病患者の体の傾きとリハビリ」について。
パーキンソン病の非運動症状
元来パーキンソン病は認知機能障害を伴わないとされていましたが、近年の研究では認知機能障害も含め多彩な症状を示すことが知られています。
「パーキンソン病の運動症状・非運動症状」については別記事にまとめてありますので、こちらをご覧ください。
まとめ
パーキンソン病の症状とリハビリについてまとめました。
症状にとらわれるのではなく、その背景にある原因を考えながらリハビリを行うことが重要と考えます。
リハビリのご依頼・ご相談は以下からどうぞ。