更新日:2022.03.16

事例検討:1回のリハビリをノーカットでご紹介

リクエストが多かったので、1症例の1回のリハビリ場面を1テイクで撮りました。
デモンストレーションを見るような感覚でご覧ください。

事例紹介

60代 男性
視床出血後右片麻痺
発症から5か月ほど急性期病院、リハビリテーション病院に入院していた。現在発症から1年。屋外歩行の獲得を目標に当施設へ通っている。
既往歴は高血圧症

臨床的手掛かり

全体に屈曲方向へ緊張が強く、非麻痺側も感覚の誘導に追従することが難しい。

バランスをとるための重心を低く、捕まるところを引っ張りよせるように立っているため、非麻痺側も十分に伸びず、屈筋の短縮が目立つ。

また麻痺側は上肢が屈曲し、下肢は踵が浮いてしまうほど屈曲方向への収縮が強い。

バランスをとるということは重心を高く保つことであり、屈筋と伸筋の間には協調的な求心性・遠心性収縮が要求される。

ビデオでの事例検討

1時間程度の動画になりますが、インストラクターのリハビリ場面をノーカットでご覧ください。

この記事を書いた人

塚田 直樹
Rehabilitation Plus 代表 理学療法士として20年以上の経験 専門理学療法士・認定理学療法士・ボバースインストラクターとして年間50以上の研修会に登壇している